2020年のベースキャンプ名古屋を振り返ってみました
コワーキングスペース運営者限定アドベントカレンダー Advent Calendar 2020 の当番なので、1年ぶりにコワーキングスペースの事について書いてみます。
名古屋駅から徒歩5分くらいのところで、ベースキャンプ名古屋 というコワーキングスペースを 2012年9月から運営しております。
昨年のアドベントカレンダーにも同じ場所の写真がアップされていましたが、無印の「リビングでもダイニングでもつかえるセット」に変わりました。
コロナ渦でどう営業していたか
3月
少しづつ、コロナの心配をし始めた頃でした。弊社の制作スタッフは2月下旬からフルリモート体制になり、アルバイトの勤務時間を 9:30 - 18:00 として、ビジターの夜間営業を停止しました。
4月
4月1日より、ビジター利用を完全に停止し、会員利用のみとなりました。その後、愛知県の緊急事態宣言が 4月10日から発令したことから、会員さんも利用できない完全に閉店となりました。私もフルリモートで働く事になります。
5月
5月18日に愛知県の緊急事態宣言が解除され会員さんの利用のみで開店する事になりました。結局1ヶ月ほど閉店していた事もあり、1ヶ月分の会費を徴収しないことにしました。
6月
ビジター利用を6月1日より開始しましたが、基本は 18:00 までとして 21:00 まで利用できるのは会員のみとなり、18:00 以降はアルバイトスタッフもいない運営体制となりました。
7月以降は、少しづつ 18:00 - 21:00 のアルバイトスタッフも入れるようにし、私が毎日 21:00 まで残らないでもいいようにしています。12月は週に3日くらい21:00までスタッフがいる状況になっています。
ビジター利用を予約制に
もし、何かあった時に連絡ができる体制を作るために、6月からビジター利用は予約制にする事になりました。 予約しないで来られる人もいますが、その場合には来店後に予約フォームに登録してもらう事で対応しています。
事前予約が基本になった事から、時間通りに来なかったとしても、この時間は受付にスタッフがいた方がいいかどうかの目安になり、とても運営が楽になりました。
フォームから予約すると自動で Googleカレンダーに予定としても入るようにシステムを改良し、受付の iPad でカレンダーを見ればわかるようになっています。何日も前から予約する人は少なく、当日来る前に入力してくるのが多いようです。
オフタイム会員の新設(7月〜)
これまで、ハーフタイム会員は入った際に、10:00 - 18:00 か 15:00 - 21:00 を選択するようになっていて夕方から夜を利用できる会員がありました。
希望される人も少なくなっていたことから、7月より Co-Edo さんのところを真似して、平日は 17:00 - 21:00 と 土日祝が利用できるオフタイム会員を作る事になりました。
これは、ハーフタイム会員(夜)と同じ料金で、土日祝も使えるというのは需要はあったかなって思っていますが、12月に入って残念ながら利用が少し減っています。
ネットミーティング利用をしている人が増えた
以前から、やってる人はいても会員さんがネットミーティングしているがビジター利用の人はネットミーティングというよりは黙々と作業でした。
しかし、このコロナ渦では、ネットミーティングにしにくるビジターが急増しました。
ベースキャンプ名古屋では対面の席がほとんどなので、ネットミーティング用のスペースを用意とか、机の上に置くタイプの「吸音ブーススタンド」や、防音ブース「ボイスシャット」なども買ってみました。
正直「吸音ブーススタンド」は防音というよりは、見られないようにする簡易的な壁という役割な感じになりましたが、それなりに人気で何もない広い机より囲まれている「吸音ブーススタンド」に吸い込まれるように人は座られます。
と言っても、静かな個室という事ではありませんので、これからの時代は小さな個室が求められるという事になりますが、壁や電気工事やエアコンなどを考えると、なかなか難しいと感じています。
最近のデータ
昨年と同様に、昨年のデータに 2020年を追加したものを共有しておきます。
月額会員とビジターの割合
今年は会員の割合が増えているのは、ビジターの受け入れを止めている月があったり、ほとんどイベントを開催していない事から会員の利用が増えているように見えます。
オープン時からの利用者数
開店時からの利用者数グラフも公開してみます。
利用者数をグラフにしてみると大変な状況である事が見えてきますが、来年 2021年のアドベントカレンダーで良くなった事が書けるように頑張っていきたいと思っております。