a-blog cms 1.6 に追加された便利な5つの機能
先週の2月14日のバレンタインデーに、a-blog cms 1.6 をリリースしました。当初、このバージョンは CRM をオプションとして利用できるバージョンとして開発されました。少し残念な事ではあるのですが、CRM については一緒にリリースする事ができずに a-blog cms だけを先にリリースする事になりました。
サイト上には、分かりやすい機能として以下の4つが特徴としてあげています。
- 2013年版の新テーマ(blog2013, site2013)
- HTML5 LocalStrage を利用した自動保存機能
- Google アナリティクスの連携強化
- Yahoo地図に対応
ここでは、それ以外のマニアに嬉しい機能について書いてみたいと思います。
カスタムフィールド更新時に関連する全データを上書きしているところを、存在するフィールドのみ更新できるように設定機能を追加
権限の設定で読み込むカスタムフィールドのフォームを分け、更新可能な情報を権限で分けるような事ができるようになりました。これまでは、更新時に全てのカスタムフィールドの情報を消してから追加するような処理になっておりましたが、以下の設定をする事で送られてきた項目のみ削除するように改良されました。
<input type="hidden" name="updateField" value="on">
グローバル変数のユーザ定義をHookで出来るように拡張
Hook機能を利用する事で、独自のプログラムを動作させる事がイロイロできるようになります。phpを書かないでもイロイロなカスタマイズができるという特徴の a-blog cms を考えると一般的なカスタマイズとは言えないかもしれません。(自分で校正オプションをphpで書くような感じですね)自由にグローバル変数を追加できるようになる事で、これまで欲しかったのに無かったので諦めていた事ができるようになります。
define('HOOK_ENABLE', 0);
詳しくは別のエントリーで書きたいと思います。
Touchモジュールの先行評価を追加
モジュールの実行は、内側から外側の順番で処理されていましたので、例えば1つのテンプレート上に一覧と詳細で表示するモジュールが同居していた場合には、Entry_Headline と Entry_Body を実行した後に、タッチモジュールで使わない方を非表示としておりました。これがタッチモジュールが先に動き、その後に内側のモジュールを実行し、外のモジュールが動作するように改良されました。すると Entry_Headline と Entry_Body の片側のみ動作するようになるので、処理が半分になったりして処理の高速化をはかる事ができるようになります。
ブログ、カテゴリー変更に伴う404を301リダイレクトするオプションを追加
細かい改善ですが、例えば、このブログではカテゴリーを一切利用していません。記事を公開後にカテゴリーを変更した際に、エントリーコードが重複していない事が条件になりますが、301リダイレクトを利用し、旧URLにアクセスがあった時に自動でリダイレクト処理を実行してくれます。後からカテゴリーの移動が可能になるので、記事が多くなってきた際の整理をしても大丈夫になりました。このブログもカテゴリーを分けて書くようにしようかな。
グローバルルールの追加
マルチブログ環境下で、ルールを設定しUAによってテーマを変更する事って多くあるかと思います。そんな時に親でルールを設定する事で、それ以下の子ブログのルールを一括設定が可能になりました。子ブログが10あったら設定が1/10になるって事なので随分便利になります。