ベースキャンプ名古屋の会議室に Zoom Rooms を導入テストしてみました

ベースキャンプ名古屋 の会議室に Zoom Rooms を利用できるようにしました。 通常の Zoom Meeting と Zoom Rooms との違い、用意した設備についてを紹介します。

結果としては Zoom Rooms は、導入しないことになりましたが、その理由も書いておきますね。

Zoom のサービスについて

Zoom は基本的にはネットミーティングをするためのサービスです。大きく分けると以下の3つのサービスがあります。(他にも Zoom Phone とかあるようですが、日本では難しそうです)

  • Zoom Meeting
  • Zoom Rooms
  • Zoom Webinar

Zoom Meeting

Zoom Meeting は、基本ユーザー登録をしない ID が無い状態でも招待されればミーティングが可能です。ミーティングの設定をする側になった時にはアカウントを作りましょう。無料のプランでは1回のミーティングが 40分までという制限がありますが、100人まで同時に使えるので短時間であれば無料で大丈夫です。

しかし、仕事での打ち合わせの際に「無料プランなので40分毎に再度繋ぎ直しましょう」って言うわけにもいかないと思いますので、プロ $14.99/月 のプランを契約する方がいいとは思います。

用意するもの

  • ノートパソコン(マイク・カメラ付いてますよね)
  • Zoom ID (主催者のみ)

費用

$14.99/月

詳しくは https://zoom.us/jp-jp/meetings.html をご覧ください。

Zoom Rooms

Zoom Rooms は、個人の契約ではなく、部屋単位での Zoom との契約になります。なので、ベースキャンプ名古屋の会議室に Zoom の ID を用意するという感じになります。ですから、ミーティング時に PC を持たずに集合しても外の人たちとネットミーティングができるようになります。

確認したところ、ライセンス的にも施設の会議室に用意して貸し出すという利用も OK とのことでした。

用意するもの

  • 会議室に据置のPC (弊社では Mac mini 2012年モデル)
  • ネットミーティング用のマイク&スピーカー
  • iPad(コントロール用に必要)
  • Zoom Rooms の 契約

費用

$49/月

詳しくは https://zoom.us/jp-jp/zoomrooms.html をご覧ください。

Zoom Rooms と Zoom Meeting の違いについて

上にも書きましたが、PC を持たずにミーティングに集まるような人が多い会議室だと便利 に使えます。また、ノートパソコンのカメラは1人を撮るためのものですが Zoom Rooms のカメラは部屋全体の人たちを撮るものになりますので、会議室全体の多人数の雰囲気を伝えながら打ち合わせをするような時に欲しい ものと感じました。

メリットとして、参加者は Zoom Meeting のアプリをインストールしない状態でも、 AirPlay で Zoom Rooms を利用して画面共有ができる のは便利だと思いましたが、Zoom Meeting がインストールされていない PC からチャットができない というところが唯一不満な点ということになりました。

用意した機材

Mac mini 2012年モデル を全部消して、zoom ってアカウントで自動ログインして Zoom Rooms が自動起動する設定にしました。これで電源を入れるだけで Zoom を利用したミーティングがスタンバイの状態になります。コントローラーとしては、あまり利用していない iPad mini を1枚用意しました。気がつくとバッテリーがなく、Zoom Rooms が使えない状態になったこともありました。

そして、マイクとカメラは新しく用意しました。


Logicool C922n Pro Stream Webcam

さすがに 4K は必要ないだろうと思い、フルHD で logicool の中でいいヤツということで選択しました。 カメラ性能としては MacBook Pro 13 の 2018年モデルの内臓と比べるとキレイです。



Logicool MeetUp


上記のカメラを注文した後で、届く前のタイミングに、この高価なカメラを貸してもらえるという状況になりました。 なので、買ってないです。




Logicool MeetUp は 4K ですしキレイです。 人を感知して丁度いい画角になるように調整してくれます。余裕があったら欲しい気もしますが、ちょっとお返しして C922n になるのではないかとは思います。


SPEAKERPHONE SP200

テレビのところにあるカメラのマイクでは会議室の反対側から遠いだろうということで、bluetooth 接続のカメラを買うことにしました。こちらはウェブサイトもない中華製ですが、bluetooth で利用したり、USB でも使うこともでき充電して利用できるものという選択肢で選んでみました。



大きさが分かるように iPad mini と一緒に撮ってみましたが、誰でも分かる 100円玉とかの方がよかった気がします。サイズ感が伝わりませんねえ。

1ヶ月お試し利用して

ちょうど、1月中旬から社内で1人フルリモートワークになった社員がいたので、そのタイミングでトライアルを開始しました。 Zoom Meeting で画面を共有したりしていると、私の顔だけリモートスタッフに見えている。(他の人は見えない)という状況を Zoom Rooms を利用することで、リモート側から会議室全体の雰囲気を伝えることができるようになりました。この点は、とてもよかった!


しかし、うちの会社のようなところだと、ミーティング中に URL を送ったりすることが頻繁にあります。 そのチャット機能を利用するために結局、個別の Zoom Meeting をインストールした PC を起動することになり Rooms の意味が無い状況に。

社内であれば、全員ノートパソコンを持って会議室に集まりますし、コワーキングスペースの利用者も90%はノートパソコン持って利用されています。そうなると、Zoom Rooms のメリットは「 会議室全体の雰囲気を伝えることができる 」だけになってしまいました。これもリモートスタッフに皆元気だよーを伝えることができるのであったらいいとは思います。

弊社とコワーキングスペースの会議室というところでは、 Zoom Rooms の出番はあまりないということになりそうです。

こんなところにオススメ

では、どんなところにオススメなのかを考えてみようと思います。

  • 普段はデスクトップPCを利用していてるような会社
  • ノートパソコンを持ってくる人が少ないようなレンタルスペース
  • 会議にテキストのチャットを使わない打ち合わせがほとんど

そんな時には、Zoom Rooms があると便利なのではないでしょうか。

 

 

 

この、Zoom Rooms のテストを始めた時には考えてもいなかった状況になり、社員のほとんどがリモートワークということになっています。 Zoom の利用頻度がアップしたり、他の人にも使い方を説明したりしていますので、Zoom Meeting の機能について調べて書いてみようと思います。

また、オンライン勉強会を多く開催している時にも Zoom Meeting を利用していますが、 Zoom Webinar というのも気になっています。何ができるんだろう?


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