a-blog cms Ver. 2.11 の新機能を5つ紹介してみます
このブログに a-blog cms のことを書かなくなって、更新がとても減ってしまいました。今回は a-blog cms Advent Calendar 2019 の 12/1 トップバッターということで、久しぶりに a-blog cms のことを紹介します。
このタイミングで何か書くのであれば a-blog cms Training Camp 2019 Autumn の際にベータ版を参加者には提供し、新しいバージョンでどんな感じになるのかを紹介した 2.11 の新機能を 5つピックアップして紹介してみます。
1. LINEログインの追加
これまでは、Facebook・Twitter・Google のアカウントでのログイン機能が用意されておりましたが、これに加えて LINE アカウントでのログイン機能が搭載されます。
まだ解説ページが用意されていませんでしたが、コンフィグのプロパティ設定で LINE Developers へのリンクも用意されており、メニューのプロダクトに LINEログイン というのを見つけさえすれば簡単に設定できました。
LINEログインだけ表示されているのは、少し気になるので正式版までにはレイアウトを調整してもらうことになると思いますが、こんな感じになります。
この2つの空きエリアに、Appleでサインイン というのを追加するとか、Microsoft とか Yahoo! とかを増やすのもありかもしれないと思ってもいます。スマホ自体 iPhone のシェアは大きいですしサイトのアカウントでログインさせないオプションを考えても面白いかもしれません。
2. Google マップのストリートビューをサポート
今のバージョンでは Google がクレジットカード情報の登録が必須になったことから OpenStreetMap が地図ユニットは標準になっています。
そういう理由で、Google Maps の利用は減っているかもしれませんが、その Google Mpas ユニットに新しい機能として ストリートビュー が利用できるようになりました。
3. ログイン機能のアップデート
セキュリティレベルをアップすることを目的に、いくつかのログイン関連の改修が入っています。
パスワード再送機能
これまでのパスワード再送機能は、以下のようなメールが届くようになっていました。
パスワードリセット申請が行われました。
新しいパスワード : ZHTcscMx
以下のリンクをクリックし、新しいパスワードを入力してログインして下さい。
https://kazumich.com/login/?reset=kazumich%40appleple.com
これを以下のように修正し、パスワードを送らないでパスワードを再設定する画面が表示されるように仕様が変更になりました。
パスワードリセット申請が行われました。
以下のリンクをクリックし、新しいパスワードを登録してログインして下さい。
https://kazumich.com/login/?type=reset&key=3feab6d2e5cd89fac3065397604108db79784582f02193637ee686fadf1cc367&salt=eGlBxZTeFutIDgdqxRzJBPufQiUkrKBG&context=YTozOntzOjU6ImVtYWlsIjtzOjIxOiJrYXp1bWljaEBhcHBsZXBsZS5jb20iO3M6NToidG9rZW4iO3M6MzI6ImxIWFBSTXVsVHpMRW1vR3lraUZZYWdOUHRLem5CTVpUIjtzOjY6ImV4cGlyZSI7aToxNTc1MDg0Mzk1O30%3D
これだけ長いURLが送られてくると HTMLメール にしてボタンを表示にしたくなりますね。これも将来的には、フォーム機能と同様に両対応にしたいところです。
ちなみに、あまり利用されていないかもしれませんが、a-blog cms のフォーム機能のメールは HTMLメール を送ることもできます。お問い合わせいただいた方へのメールはキレイな方がいいと思いませんか?
アカウントロック機能
?分間の間に?回のパスワードを間違えた場合に、アカウントを?分間ロックすることができるようになりました。
? のところは、以下のようなページから自由に設定が可能です。
二段階認証機能
Google Authenticator などの二段階認証を行うトークンソフトウェアを利用しログイン時の二段階認証機能が可能になりました。設定は上記のキャプチャの最後にチェックボックスがあります。
より運用のセキュリティレベルをアップしたい場合にご活用ください。
4. パフォーマンスアップ対策
モジュールID単位でのキャッシュ機能の追加
例えば、グローバルメニューなどは運用を開始したら変更は多くないと思われます。そういう長く変更のなさそうなモジュールIDについてをキャッシュしていくことができるようになりました。
遅延読込するための2つの組み込みJSが追加
js-lazy-load (画像の遅延読み込み) と js-in-view (JavaScriptの遅延実行) の機能が class を設定するだけで利用が可能になりました。2.11 の標準のテンプレートを利用していると、画像ユニット や メディアユニット で Lazy Load が有効になります。
js-lazy-load
<img class="js-lazy-load" src="/images/placeholder/image.svg" data-src="%{MEDIA_ARCHIVES_DIR}{hoge@path}" />
js-in-view : 表示前
<div class="js-in-view" data-type="script" data-src="http://example.com/example.js" data-charset="utf-8"></div>
js-in-view : 表示後
<div class="js-in-view" data-type="script" data-src="http://example.com/example.js" data-charset="utf-8" data-executed="1"> <script src="http://example.com/example.js" charset="utf-8"> </script> </div>
5. メディア機能の改修
2.0 がリリースされた時に追加されたメディア機能が 2.10 になって大幅に改修されました。標準で 画像ユニット・ファイルユニット は利用せずに メディアユニット を利用することになりました。合わせて バナーモジュール も メディアバナーモジュール に標準のテーマでは利用を変更しています。
そして、今回の 2.11 についても、さらに便利に利用できるメディア機能の改修作業が行われています。
PDFファイルのサムネイル
PDFファイルのサムネイルをシステム標準で生成が可能になりました。複数ページある場合には、トップページだけでなく任意のページに指定も可能です。
メディアユニット
メディアユニットも少し変わりました。
これまでは、メディア側でリンク情報を一括管理できる仕様でしたが、キャプション・代替テキストも設定できるようになり、メディアユニット側で placeholder で閲覧でき、さらにユニット毎に上書きできるようになりました。
メディアバナーモジュール
メディアユニットが変われば、同じ仕様でメディアバナーモジュールも変わっています。リンク先URLの設定の上書きもできるようになりました。
さらに便利に利用できるようにということで、属性1・属性2 という入力欄が 2.10 の時にはありましたが、そのラベルを変更可能にしたり、そもそも利用しない場合には非表示に設定できるようにしました。これで、この属性1には何を入れるのですか?という質問が1つ減ることになるのではないでしょうか。
最後に
2019年の Advent Calendar 2019 の募集が遅くなってしまったことから開始の 12月1日の段階で25人が集まっておりません。ぜひ、a-blog cms ユーザーの皆さんのお力を貸してください。
そして、次の 2.11 のリリースを楽しみにお待ちください。 明日は アップルップル のデザイナー井斉さんの担当です。よろしくお願いします。
- (リンクは12月2日に公開後に設定します)