kazumich.log

これからのCMSマーケットトレンド に参加しました

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a-blog cms のパートナーでもある 言問株式会社の藤田さんが fukuoka.php という勉強会で話をする内容を名古屋でもってことで「これからのCMSマーケットトレンドとPHP」という勉強会をベースキャンプ名古屋で開催してくれました。


Craft

藤田さんが最近お気に入りのCMSである Craft の話が最初にありました。フリーのものもありますが、Structures というのが使えないとカスタマイズに色々困るそうなので、$199 か $299 が必要になるとの事です。

WYSIWYG で本文エリアにカスタムフィールドを自由に作っていく事ができ、書きながらプレビューが表示できる感じでした。ブラウザの画面の中でカスタムフィールドの設計が色々できるのがいいんだろうと思う。テーブルのカスタムフィールド部分を参考に a-blog cms のテーブルユニットを用意したいと思いました。

CMSマーケットトレンド

WCM市場 シェア」でググってみると、CMS市場について書いてる記事が見つかるようだ。

日本国内での、3年前は静的CMSが強くシックスアパートがトップであったが、今では動的CMSが伸びていて ミックスネットワークの SITE PUBLIS が売り上げトップになっているそうだ。 Site Publish(サイトパブリッシュ) だと思っていたら サイト・パブリス だった。サイト上には上位版の価格が掲載されていないが、凄い金額なんですよねー。また、海外では、AdobeSitecoreAcquia が上位なんだそうな。

いまどきのエンタープライズCMSについては、編集機能・校正/承認・デジタルマーケティング が大事という事で、zero IT で高速なPDCAを回せるようなシステムが求められるとの事でした。

プレビュー機能についても弱いシステムが多いという事も言っていた。未来の日時を指定してサイトを閲覧できる仕組みは考えていたが、ペルソナを設定してプレビューできるってのも話にあって面白い機能かもしれないと思った。

ユーザー毎にコンテンツの出し分けをしたり、アクセスされた地域から出し分けをしたり、アクセス回数でとか、いろいろやる事があったり、A/Bテストができるようなものも面白い。ユーザー毎に違うコンテンツを出せるようにするとキャッシュができにくくなるので、その部分をどうにか解決して作りたいところですね。

ピンとこないけど、2014年の日本の商用CMS市場は何十億円もあるそうです 。まだまだ Saas ではなく、パッケージのインストール型のものが多いようだし、しばらくは今のスタイルで a-blog cms を頑張っても大丈夫という事のようです。

言問株式会社の藤田さんは、ホントに多くのCMSを知っている。この人に認められる a-blog cms にならないと!って思ってます。頑張ります!

fukuoka.php でのスライド

まったく同じではないですが、似た内容でしたので以下のスライドを紹介しておきます。

更新

Recommendation

CMS の画像データに関する Chat GPT API 活用

最近、AI技術がすごい勢いで進化していて、いろんな分野で作業が自動化され、効率よく進められるようになってきています。CMS(コンテンツ管理システム)でも、AIの活用がますます重要になってきそうです。特に、Chat GPT APIのような高性能な自然言語処理技術を取り入れれば、CMSの使いやすさや生産性がぐんとアップするかもしれません。 そこで、今回は画像データに注目して、Chat GPT APIを使うことでどんな便利な機能が得られるのかを探ってみたいと思います。例えば、画像のalt属性を自動で生成したり、キャプションを提案したり、さらには類似画像検索のサポートを受けたりすることで、コンテンツ管理がどれだけスムーズになるのかを具体的に見ていきます。 まずは簡単に Chat GPT に写真を添付して「どんな写真? 」と聞いた結果は この写真には、ソファの上に座っているゴールデンレトリバーが写っています。犬はリラックスしている様子で、舌を少し出して横を向いています。背景には明るいリビングルームが見え、温かい雰囲気の部屋です。 という結果が返ってきました。データベースに登録するために、もう少し簡潔で要点を押さえた形式に変換してもらいました。 ソファの上に座ってリラックスしているゴールデンレトリバー。犬は横を向き、少し舌を出している。背景には明るいリビングルームが広がり、温かい雰囲気を感じさせる。 メディアとして登録 普通に使っていると、なかなか画像の情報をテキストで登録することは面倒なのでしませんが、今回の Chat GPT で生成したテキストを入れると以下のような感じになります。 最初に聞いた「どんな写真?」という情報については、メモに設定しています。 タグ 次に、「タグ付けするなら?」と聞いてみます。 ゴールデンレトリバー , 犬のいる生活 , リラックス , ソファ , かわいい犬 , インテリア , ペットライフ , 室内犬 , 愛 , という結果になりましたが「タグは名詞だけに」と再度指示し、 ゴールデンレトリバー , 犬 , ソファ , リビング , インテリア , ペット , 室内 , 愛犬 もう少し厳選してもらい、最終的には ゴールデンレトリバー , ソファ , リビング , ペット の 4つを採用することにしました。 さらにタグ付けの精度を上げるために、既に設定済みのメディアのタグ一覧を渡して、そのタグも考慮しつつ似たものは使っているものに寄せるような感じにした方がいいとも考えていますが、メディアタグの一覧表示用のモジュールが無いので今回は Chat GPT のつけたもので進めます。 代替テキスト( alt ) 「img の alt属性 を生成して」と頼むと、 ゴールデンレトリバーがソファに座っている となりました。アクセシビリティを考慮したウェブサイト運営を考えると alt属性 をしっかりつけるような事を考える必要がありますが、AI の活用によって自動化することができるようになるといいですね。 色に関する情報を追加 今は、そんな機能はありませんが上記のようなことができると、色のデータを自動取得して色データを登録したり検索できるようになったらどうだろうと考えてみました。 「写真で利用されている色を3つ教えて」で ゴールド(犬の毛色) グレー(ソファの色) オレンジ(背景の照明の温かい光) 「カラーコードにすると」 ゴールド:#D4A373 グレー(ソファ):#7D8285 オレンジ(照明):#FFA559 このように写真の色のデータ化することができるようになります。 同じ色ということであれば検索も簡単ですが、似た色を検索するということになるので、少し複雑な検索になり ユークリッド距離 というものを使うそうです。 RGB色空間での2つの色 (R1, G1, B1) と (R2, G2, B2) の距離は次のように計算され、この距離が小さいほど色は似ているとされます。 こんな検索もできるようになるといいですね。 最後に Chat GPT の API を利用してメディアデータのテキスト化も、難しくない時代がすぐそこまでやってきているようです。社内の実験的なプロジェクトとして、第一弾として「タイトル候補の提示・エントリーのタグ生成」を準備しました。次に「ユニットのテキストを処理」ができるようになりそうです。その次に画像解析をやってみたいですね。

a-blog cms で会員制コンテンツを作り、ログイン前はモザイク画像でチラ見せする実装を解説

これは a-blog cms Advent Calendar 2021 の 8日目の記事です。 今回は、タイトルのように a-blog cms で会員制コンテンツを作り、ログイン前はモザイク画像でチラ見せする実装を解説 します。 最初は CSS の image-rendering: pixelated; だけ紹介するブログを書こうと思っていたのですが、a-blog cms の Advent Calendar っぽくしてみました。 ablogcms.io を利用して実際に実装してみると、予想してなかった部分も出てきましたので私自身が実装前に気づいていなかった注意点も併せてお伝えします。(実装にかかった時間は 53分でした。) 会員制コンテンツは「シークレットブログ」で用意する a-blog cms で権限分けするためには、ブログを分ける対応を行います。 今回は http://localhost/ に設置している CMS に会員制コンテンツ部分は 子ブログhttp://localhost/member/ を用意します。 親子ブログのカテゴリーを共通化する a-blog cms の設定には、グローバル化 という 親ブログ の設定で 子ブログ でも利用可能にする設定がいろいろあります。今回は「採用情報」のカテゴリーについて グローバル にチェック をつけます。 これで、ブログ毎にカテゴリーを設定することなく、子ブログ側でも「採用情報」のカテゴリーが利用できるようになります。 テスト用のエントリーを作成 CMS のテストをする際にはデータが無いと正常に動いているか分からないのでデータを作りましょう。 表示用のテンプレートのファイルを作る前にデータの準備が大切です。 作成するのは、子ブログ「会員制コンテンツ」にカテゴリー「採用情報」で、自由にエントリーを作成します。ステータスは「公開」にしておいても一般の方にはアクセスすることができない状態です。 表示用のモジュールの設定をする 今回の表示用のモジュールは Entry_Summary id="summary_index" になります。モジュールID設定から該当の設定を表示させます。 条件設定 この条件設定での設定箇所は 2つあります。 最初は、子ブログでも利用できるようにするために、カテゴリーと同様に グローバル化 を行います。 2つ目は階層の設定です。 親ブログのモジュールID として表示する際に、子ブログ「会員制コンテンツ」のデータも同様に扱うことができるようになります。 表示設定 標準の設定ではチェックがつけられていない「シークレットエントリー」のチェックをつけます。これで、ログインしていなくてもシークレットブログのエントリーを表示することができるようになります。 ここまでの設定で、会員制のコンテンツを作り、ログイン前も Entry_Summary で一覧に表示させるというところまでの実装は出来ました。ここまで出来ればいい事も多い事でしょう。 会員制コンテンツのアイキャッチ画像をモザイク化する 画像をぼかすような効果として「すりガラス効果」ということであれば CSS のプロパティ backdrop-filter で可能ではありますが、モザイク効果は残念ながらありません。その際にも a-blog cms なら実装可能です。 モザイク効果をかける方法 小さな画像を用意し、その画像を拡大する際にニアレストネイバー法で拡大するような対応を行います。 具体的には、a-blog cms の校正オプション resizeImg を利用し小さな画像を作成し、その後、CSS の設定で width : 100% ; image-rendering : pixelated を設定することで、小さくした画像をにじまないようにピクセルを保って拡大します。 {path} のところに表示される画像を [resizeImg(24,24)] で 24x24 のサイズに変換した画像を生成しています。 条件分岐で親ブログと子ブログの表示を分ける 全て上記のようにしてしまうと全部がモザイク画像になってしまうことから、今回の子ブログ(bid:2)の時だけモザイクにして、それ以外は、これまでのままにするようにします。 ログインした時にはモザイク画像でなくする 最後にログインしたユーザーが一覧ページにアクセスした際には、そのまま画像が表示されるようにする実装をしておいた方がいいかと思われます。 ログインした時としてない時でモジュールを分ける ログイン状態によって、大きく表示を分ける場合には一覧ページのテンプレートでインクルード処理をしているところで分岐してしまった方が分かりやすいのではないかと思います。 @include("/include/entry/summary-image.html") @include("/include/entry/summary-image_Unlogin.html") IFブロックに2つ条件を書く a-blog cms の IF文の書き方は独特な表記になっています。これは URL にそのまま書くことができる表記を採用しているためです。 今回は、ログインしていない時には何もなくログインしている時には権限を示す文字列を表示させる グローバル変数 を利用してログイン状態かどうかを判定しています。そして、2つの条件をつなぐ際には /_and_/ のように書きます。 最後に読者ユーザーを作りテストします 一般的には、会員制サイトを作る際には子ブログ側にユーザーを作ることで、その子ブログだけを会員がアクセスできるようにしますが、今回の場合には親ブログの一覧を表示させた際にログインできている必要があります。 私自身、この実装のテストをする際に子ブログ側にユーザーを作ってテストをして、読者権限の会員のユーザーでログインできているのに、モザイクのままになってしまう状況を体験しました。 会員制コンテンツの外にユーザーを作るというレアケースではありますが、親ブログ側に読者ユーザーを作る必要があります。 子ブログがシークレットモードになっていて、ユーザーが子ブログに存在していませんのでユーザーを作る際に、ユーザーの設定で「どこでもログイン」にチェックがある必要があります。 これで、a-blog cms で会員制コンテンツを作り、ログイン前はモザイク画像でチラ見せする実装を解説 については終わりです。 ablogcms.io に検証用のサイトを用意しましたので年内は http://e4ztd1ba.ablogcms.io/ で実際の動作を確認することができます。ちょっと試してみよう!って思った時には、ablogcms.io をご活用ください。 明日の a-blog cms Advent Calendar 2021 9日目は、ジェノベーゼ寺崎 さんの 「a-blog cmsのセキュリティを高める方法」との事です。 楽しみなエントリーです。

CMS SUNDAY VOL.2「CMSどやっカソン!」に参加してきました

渋谷のロフトワークさんのところで定期開催している CMS SUNDAY というイベントに参加してきました。今回は、5分で何を発表しようかと悩みましたが「多言語対応」について5分でライブコーディングして発表してみました。 多言語対応について 一般的に多言語対応をしようとすると、 http://www.appleple.com/ と http://www.appleple.com/en/ とかドメインから .com と .co.jp にするとか違うモノにしてしまうのが一般的かと思いますし、私としても、そちらが推奨だったりしています。 例えば、スタッフ一覧や個人のページを言語の数だけ用意すると、一部のページだけ修正して、普段見ない言語側のコンテンツの情報がアップデートされないままになってしまう事って多いようです。その部分を対応するために a-blog cms では、エイリアス機能を利用して、違うURLだけど同じコンテンツを利用し、テーマはルール機能を利用して他のテーマに切り替えるようにします。 1. エイリアス機能を利用 普段、エイリアス機能を利用する事はあまりないのかもしれませんが、 http://localhost/ と http://localhost/en/ が同じコンテンツを表示できるようにします。 2. ルール機能を利用 上で用意したエイリアスをルールに設定する事で、このルールの時のテーマが設定できるようになります。テーマとしては、site2014 を利用しているのであれば、テーマの継承機能を利用して en@site2014 のようなテーマを用意し設定する。 3. ユニットをカスタマイズ 以下ようにユニットをタブ化するカスタマイズをします。現在リリースしているバージョンでは、テキストユニットだけ対応しており、次のバージョンからは画像等の多くのユニットで対応できるようになります。 例では、日本語・英語 の二言語ですが、もっと多くの対応をする事も可能に作られています。 /admin/entry/unit.html このファイルを修正してユニット部分をタブ化していきます。{text} のところを {text2} というものを用意すれば大丈夫な仕様になっていて、3.4 ある時には {text3} , {text4} のようなものを追加する事になる。 /en@site2014/include/unit.html こちらも英語版であれば、{text2} を表示できるような unit.html をカスタマイズします。こう書いていても分かる人には伝わるけど、unit.html が何か知らない人には難しい内容ですね。 次のバージョンでは、どこかにサンプルを用意して追加するだけで日英くらいの対応ができるようにしたいと思います。 多言語でなく、複数デバイス対応に利用する 例えば、PCとスマホで文章の文字量を調整するために使うというのもいいかもしれません。PCのTEXTAREAに何文字書かれているかを PC ( 350文字 ) のように文字数とかカウントしてくれてもいいかもしれませんね。 その他の a-blog cms 的な発表 データファーム の勝又さんが、緑のツナギで参加してくれましたので、レイアウトモジュールについて5分紹介してくれました。次のバージョンは 2.2 という事になっていますが、もう 3.0 にした方がいいという嬉しい言葉も頂きました。 また、ペンギンパレット の角谷さんも来てくれていました。 a-blog cms は、オープンソースではありませんが、利用されている人たちのコミュニティーは広がってきています。 こういう CMS 系のイベントで a-blog cms が参加できて良かったです。 ロフトワーク の川竹さん、お疲れさまでした! 実際に、ローカルにインストールして触って頂きありがとうございました。 また、参加できればしたいと思います。

2009年の CSS Nite LP6 CMS リベンジ編 のときの a-blog cms が一番良かった!って質問に対しての手があがったときのもの

2015年は各地でCMSの比較・対決・共同イベントがたくさん開催されるのかも

2009年の a-blog cms がリリースされた年には、CSS Nite LP6 CMSリベンジ編 というイベントが開催されました。この時のリベンジ編という意味としては、海外から入ってきた Movable Type ばかりなところを国産CMSってどうなの?ってところだったんじゃなかったかと思います。 それから5年が経ち WordPress の1人勝ちな 2014年でした。そんな状況でしたが 2015年になって不思議と CMS比較系のイベントが開催の案内を耳にするようになってきました。 そして、昨日2つのイベントの案内について告知が開始されました。 2015/2/7 広島 CMSの会 Vol.2 2015/2/8 東京 CMS SUNDAY 2015 〜Vol.1 CMSプロレス「Shibuya WGP」 どこも違うところがやっているのですが、札幌や名古屋でも開催が予定されています。という事で、タイトルにもあるように、2015年は各地でCMSの比較・対決・共同イベントが開催されるのかもしれません。楽しみですね。私の知っている範囲でのイベントを4つ紹介しておきます。 【札幌】CMSどうでしょう MT・WP対決列島 / 2015年1月17日(土) Movable Type / WordPress の2つのCMSについてのイベントで、イベントスケジュールによれば各CMSのフロント開発のトレンドについて40分の紹介があり、70分のパネルディスカッションがあるそうです。翌日、1/18にはスカイアーク札幌事務所でWP/MTのハンズオンも実施されるとの事。 CMSどうでしょう〜MT・WP対決列島札幌編〜 1月17日 13:30〜17:00 【広島】CMSの会 Vol.2 / 2015年2月7日(土) a-blog cms / concrete5 / WordPress の3つのCMSについて、1つの静的サイトを元に3つのCMSそれぞれのデザインテンプレート(テーマ)の組込をハンズオン形式で行うそうです。 CMSの会 Vol.2 【東京】CMS SUNDAY 2015 〜Vol.1 CMSプロレス「Shibuya WGP」 / 2015年2月8日(日) concrete5 / WordPress / NOREN 6 / Movable Type の4つのCMSが王座をかけて争う、前代未聞のバトルロイヤル! で、同じ仕様のWebサイトを制限時間内に構築するエンターテイメント性の高いエキシビションマッチをお楽しみに!との事です。 CMS SUNDAY 2015 〜Vol.1 CMSプロレス「Shibuya WGP」 - OpenCU.com 【名古屋】CMS Fun Nagoya / 2015年2月21日(土) a-blog cms / concrete5 / Jimdo / Movable Type / Novious OS / Seezoo / WordPress の7つのCMSについて25分づつメリットや特徴などについて紹介と、その前に基調講演として 30分 「イマドキのCMSトレンドからWeb運用を再考する〜従来のアクセス解析やソーシャルメディアマーケティングを超えて〜」というセッションがあるそうです。 イベント - いろんなCMSを楽しもう!つながろう!ーCMS Fun Nagoya この後も、こんな事を他の地区でもやりたい!とか、そんな話が出てきたりするといいなって思っております。ぜひ、各地の主催者の方々 a-blog cms にも声をかけてください!

アップルップルの作るCMS 14年間の進化の歴史

今日は、公開アップルップル社内勉強会 Vol.5 が ベースキャンプ名古屋で開催され、そこで昔話をするために書いてみました。 2004年10月21日のキャプチャをご紹介。 残念ながら、ちょうど10年前の今日ではなく、10年前の明日ってところが残っていました。 a-Nikki 1.06・ a-News 2.32・ a-Column 2.31 ・ a-Update 2.01 ・ a-Site 20040505・ a-Link 1.00・ a-Blog 1.0b11 が公開されていたようです。ユーザー登録しないとダウンロードできないようにしてあったようで、User 10649 / Today +8 / Yesterday +9 というのも見えますね。 では、順番に紹介していきましょう。 a-Nikki v1.06 一番最初に世の中に公開した日記のCGIになります。リリースする直前までは appleple Nikki だったと記憶しています。長いなって事で a-Nikki になったのですが、それが無かったら a-blog は appleple Blog だったり appleple CMS だったりしたかもしれません。 ソースの最初に以下のように書かれています。これでリリース日が分かるというものです。 #====================================================== # a-Nikki v1.06 (2001/03/08) # a-Nikki v1.05 (2001/03/08) # a-Nikki v1.04 (2001/01/19) # a-Nikki v1.03 (2001/01/07) # a-Nikki v1.02 (2000/12/10) # a-Nikki v1.01 (2000/12/07) # a-Nikki v1.00 (2000/10/28) #------------------------------------------------------ 余談ですが 1.0 をリリースしたのが今の WCAN の元になった勉強会の当日だったりします。話のネタに、こんなの作ったんだ!って言いたかったんでしょうね。 Macお宝鑑定団のサイトの更新ができるようなものを作ってみようというのを最初の目標にしていますので、そっくりな仕様で書けるようになっています。 データとしては、/data/2014/10/11.html というテキストファイルに以下の情報のみ書かれています。 お久しぶりです とっても久しぶりに a-Nikki に会う事ができて嬉しいです。とっても久しぶりに a-Nikki に会う事ができて嬉しいです。とっても久しぶりに a-Nikki に会う事ができて嬉しいです。とっても久しぶりに a-Nikki に会う事ができて嬉しいです。とっても久しぶりに a-Nikki に会う事ができて嬉しいです。とっても久しぶりに a-Nikki に会う事ができて嬉しいです。とっても久しぶりに a-Nikki に会う事ができて嬉しいです。とっても久しぶりに a-Nikki に会う事ができて嬉しいです。 a-Nikki は a-nikki じゃなかったんだねぇ... そして文章の書き方が Macお宝鑑定団 形式なんだよね。世の中からブログって名前のものが出てくる前の時代がとても懐かしい。 data.csv のような感じでサイト全体のコンテンツを1つのCSVファイルくらいで運用するようなものが多かったですが、書き込み時にデータが壊れたり、長く運用できるような方法として、年のディレクトリ、月のディレクトリ、日のテキストファイルのような分割をする事でサイトの運営が破綻しないような構成で作られています。 a-News v2.32 a-Nikki の文字だけだと寂しいって事で写真をアップできるようなものを作ろうって事で、a-News が出来ました。 a-Nikki が 2001/3 で終わっているので、3年くらいは a-News の開発が続いた事になります。 #====================================================== # a-News v2.32 (2004/05/05) #------------------------------------------------------ 全バージョンの更新履歴があったらよかったのに... トップページは index.html を静的出力しサーバの負荷軽減対策をしてあり、a-Nikki の時とは違い1日分のテキストファイルは単体でアクセスした時には1つのHTMLファイルになるようにHTML構造になっています。 RSSの存在を知った時にRSS対応もしたんだと思います。 a-News:2014/10/11 (土) 2014/10/11 (土) ● ああああああああああああああああああああ。ああああああ。ああああああ。ああああああ。ああああああ。ああああああ。ああああああ。ああああああ。ああああああ。ああああああ。ああああああ。ああああああ。ああああああ。ああああああ。ああああああ。ああああああ。ああああああ。ああああああ。 ● 同じ日に2つあったらどうなるんだっけ?こんな感じ? こんな感じ?こんな感じ?こんな感じ?こんな感じ?こんな感じ?こんな感じ?こんな感じ?こんな感じ?こんな感じ?こんな感じ?こんな感じ?こんな感じ? ● a-news も登録できたよへぇー。こんなんだったんだ。へぇー。こんなんだったんだ。へぇー。こんなんだったんだ。へぇー。こんなんだったんだ。へぇー。こんなんだったんだ。へぇー。こんなんだったんだ。へぇー。こんなんだったんだ。へぇー。こんなんだったんだ。へぇー。こんなんだったんだ。へぇー。こんなんだったんだ。へぇー。こんなんだったんだ。へぇー。こんなんだったんだ。へぇー。こんなんだったんだ。へぇー。こんなんだったんだ。へぇー。こんなんだったんだ。へぇー。こんなんだったんだ。へぇー。こんなんだったんだ。へぇー。こんなんだったんだ。 <!--news_from-->から<!--news_to-->を読み込んで正規表現でデータを分解し、更新用のフォームを作るような感じになっています。 また、年のディレクトリ部分には index.html というファイルで年間カレンダーを生成しています。タイトル・URL・内容・写真が1つのセットになり、これを繰り返し登録できるような仕組みになっています。 カテゴリーや表示のステータスもなく、日付の変更もできない仕様になっていました。 a-Column 2.31 a-News と同じ時期にリリースされていた a-Column は、今でいうところの Category_EntryList になります。 a-News になかったカテゴリーと記事を非公開にする機能が用意されていました。 #====================================================== # a-Column v2.31 (2004/05/04) #------------------------------------------------------ あと、静的コンテンツの利用という事も考慮して、そのカテゴリーにファイルを置けばリストにタイトルタグからテキストを持ってきて一覧に表示できる機能も面白い機能であったかもしれません。 一度書いた内容の順番を変更する機能が用意されていない事から、追加する際に(下追加)(上追加)のボタンがあったり、今でもある URL挿入なんかができたり、写真を左右に配置する際には小さく上下の時には大きく表示するような機能もあったようです。 追記した際には、日付をアップデートするのかも指定可能です。HTMLタグをコピペで貼る時のために改行を無効にするか、改行をBRタグを利用するのかも指定します。 a-Update 2.01 a-blog cms でいうところの、ブログのカスタムフィールドみたいなものかな。 #====================================================== # a-Updater v1.00 (2001/10/13) # a-Updater v2.00 (2002/11/19) # a-Updater v2.00 (2004/04/15) #------------------------------------------------------ 静的なHTMLファイルを読み込んで、テキストと画像を更新できるフォームを生成するシステムです。静的なHTMLファイルに以下のような記述をします。 テキスト この部分が INPUT name="main" になります。 画像 a-Link 1.00 残念ながらソースが無い。まぁ、今の Links モジュールみたいな感じですね。 a-Site 20040505 a-News + a-Column + a-Link をセットにした siteテーマみたいなもんでした。 a-blog 1.90 これまでは、Perl のCGIにテキストファイルでデータを保存するものでしたが、このシステムからは PHP + MySQL という環境で動作するものになりました。 リリースノート的なものがダウンロードしたファイルの readme フォルダの中にありました。正式版リリース以降は全て1つのファイルにまとまっていたようです。 a-blog 改訂履歴 記事の基本設定 a-News には無かった、公開ステータスやカテゴリーが追加になっています。当時のブログにはトラックバックというブログ間での連携をする機能というのがあってこそブログと名乗れるようなところもあった事からトラックバックのURL欄も大きく作られていました。 a-blog の頃のユニット ここら辺からは今の a-blog cms のようなインターフェースになってきているのが、なんとなく分かる感じがします。a-blog の頃はテキストユニットと画像ユニットがセットになっていました。画像がたくさんある記事ではテキスト欄が空のままで画像だけ設定されるような利用でした。昔は wiki の記法でも登録できたようですね。忘れていました。 画像のサイズとFloat設定 「画像を左寄せ+下の記事を横に」って意味分からないかもしれないけど、下の記事を横にする機能が後半できるようになった事で、写真が横に並べられるようになりました。 この頃もサイズの指定は無く、横に配置した時のサイズと上下に配置した時でサイズが違うという a-News の仕様のままでした。 a-blog cms 2.1.1.1 そして、現行の a-blog cms も昨年まで5年間同じような管理ページでしたが、年末に 2.0 がリリースされ次の進化が行われました。 これから先の進化は、今のアップルップルの皆さんの手で正常進化させていきましょう! http://www.a-blogcms.jp という昔話をしていました。皆さんはこの話はどこら辺からご存知ですか? 今回の勉強会では、アップルップル 1年目の今井、2年目の森田、3年目の日比野と、3人の女子が発表していました。皆どこに出しても恥ずかしくない発表のできる子達です。近いうちに今回の発表についてもアウトプットがあるハズです。公開されたら追記してお知らせします。 月間10,000PVのブログにするために学んだSEO | ひびの備忘録

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