PhotoCollage.js を a-blog cms のブログテーマに実装してみた

数年前のインターンの課題として「Facebook の複数枚写真をアップロードした際に、写真をレイアウトしてくれる JavaScriptライブラリを作ってみよう! 」というお題を出していた時期があります。


これはサンプルの1枚画像です


3日間コースで、まずは静的な HTML と CSS で、2枚の時、3枚の時のような感じで複数のパターンを作って、その後 JavaScript を利用してターゲットの HTML に Class を振っていくという感じ。 JavaScript が苦手でも CSS と格闘しつつ、いろいろな場合に対応できない感じでも、できる学生さんなら1日5時間で2日目の終わりには、ある程度動く感じまで作ってくる人もいました。

その後、長期インターンで何度も作り直して、公開しても大丈夫そうなところまで出来上がったものを「PhotoCollage.js」という名前で公開しています。しかし、インターンの学生さんが作ったもので、あまり公式にどうだろう?ってところもあり使われないままになっていました。

PhotoCollage.js の特徴

  • いろいろな HTML に対応しています。
  • 表示している画像とリンク先は別で扱うようにしています。
  • smartPhoto.js の利用も考慮して設計されています。
  • 画像のパスは src なのか data-src なのか指定も可能です。
  • 生成されるHTMLソースの各所に Class や attribute の設定が可能です。

オプション

以下のようなオプションを設定できるようになっています。



variable description default
gap Spacing between images 5px
srcAttribute Image source src
margin Album spacing 0px 0px 10px 0px
imgClass img tag class none
aClass a tag class none
aAttribute a tag attribute none

ダウンロード

GitHub に公開されていますので、そちらからダウンロードしてご利用ください。

https://github.com/appleple/PhotoCollage

a-blog cms のブログテーマで利用するには

CSS と JavaScript のファイルをご自身の blog テーマディレクトリに入れてください。

  • /css/photocollage.css
  • /js/photo-collage.bundle.js

_entry.html に追加

@section("head-link")
@parent
<link rel="stylesheet" href="/css/photocollage.css" />
@endsection

@section("head-js")
@parent
  <script src="/js/photo-collage.bundle.js"></script>
  <script>
    document.addEventListener("DOMContentLoaded", function () {
      const elements = document.getElementsByClassName('js-photocollage');
      Array.from(elements).forEach((element, index) => {
        element.classList.add('js-photoCollage-' + index)
        new PhotoCollage(".js-photoCollage-" + index, {
          srcAttribute: "data-src",
          gap: "5px",
          margin: "0px 0px 35px 10px",
          imgClass: "js-lazy-load",
          aAttribute: {
            "data-group": "group-" + index,
            "data-rel": "SmartPhoto",
          }
        });
      });
    });
  </script>
@endsection

17行目の margin を margin: "0px 0px 35px 10px" と設定をしました。
21行目の "data-rel": "SmartPhoto" に変更することで、a-blog cms の SmartPhoto が動作します。

css/photocollage.css を修正

a-blog cms のユニットの仕様の関係で左右に 10px 狭くしないといけない関係で、width : 100% のところを -20px 減らすように /css/photocollage.css.photocollage を修正しています。 calc ってのを使った事なかったのですが、イマドキは便利になってるもんですね。

.photocollage {
  position: relative;
  /* width: 100%; */
  width:calc(100% - 20px);
  height:100%;
}
@media screen and (max-width: 1024px) {
  .photocollage {
    width: calc(100% - 20px);
    height:100%;
  }
}

a-blog cms の管理画面の設定

編集画面設定のユニットグループにクラスは js-photocollage とし、ラベルは自由ですが photocollage としておきます。



投稿画面の指定として

ユニットグループ設定で、photocollage を選択します。解除するには、1カラム を選択することで以下のユニットは JavaScript のライブラリの対象外になります。



最後に

たくさんの写真を撮って、それをブログの記事に、まとめて貼っておきたい。全部みたい時には SmartPhoto の機能でスライドして見ることも可能です。よろしければ使ってみて感想を X の #ablogcms ハッシュタグをつけてお知らせください。

https://github.com/appleple/PhotoCollage


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